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最高益更新へ。事業革新も進展/三菱地所G

冒頭、挨拶する杉山会長

 三菱地所(株)は27日、ロイヤルパークホテル(東京都中央区)でグループ記者懇親会を開催した。

 冒頭、同社代表取締役会長の杉山博孝氏が挨拶。「おかげさまで事業も順調に進んでおり、しばらくは最高益の更新ができるような状況にある。今後も、事業の中で社会的課題を解決できるような取り組みをしていきたい」などと述べた。

 その後、同社代表取締役執行役社長の吉田淳一氏が主要プロジェクトの進捗などについて説明した。同氏は新しい取り組みについて、「民営化に伴い、18年4月に新設された空港事業部については、19年春までに静岡空港など3空港をそれぞれ運営していく。また働き方改革の一環で、今年の1月から全く新しいオフィス環境に移転した。5,000組近い外部の方が参考にしてくれている。大丸有を基点にしてオフィス環境が良くなれば、働き方だけでなく時間の過ごし方も変革して、東京のまちがより魅力溢れるものになるのでは」などと語った。

 また今後については、「3ヵ年計画が中間に差し掛かったが、現時点では各事業が順調な業績を記録している。ただし、日本においては人口減少やインバウンド増加、世界における保護主義的な動きの拡大など、各国で新しい時代に向けての競争が繰り広げられている。さまざまな事業革新を通して体制を強化し、この動きに負けないようにしていく」などと述べた。

事業の概要などを語る吉田社長


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