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融資環境「厳しくなった」が約6割

 健美家(株)は6日、10回目の「不動産投資に関する意識調査」の結果を公表した。調査は10月10~24日、同社が運営する不動産投資サイト「健美家」の登録会員7万6,000人を対象にインターネットでアンケートを実施。有効回答数は386人だった。

 「1年前と比べ融資の環境は変化したか」との問いでは、「厳しくなった」が59.8%(前年度比7.5ポイント増加)、「特に変化は感じていない」が39.4%(同0.9ポイント増)、「緩くなった」が0.8%(同8.9ポイント減)と、厳しさが増す状況がうかがえる結果に。厳しいと感じている理由については、「自己資金の割合が増えた」と答える回答者が67.1%で去年の2倍にとなった。次いで「融資はしていないと言われた」も17.7%に上っている。

 「2018年4月以降、物件を購入したか」に関しては、「購入した」が39.9%、「購入していない」が60.1%。購入者のうち、融資を利用したのは61.0%(2018年4月比:7.4ポイント減)。融資と現金購入を合わせて購入したのは20.8%(同12ポイント増)、現金購入者は18.2%(同4.6ポイント減)。
 購入物件の内訳は、「一棟アパート」(36.4%)、「区分所有マンション」(25.3%)、「戸建て」(20.8%)がトップ3に。

 「収益物件の価格」については、「1年前に比べ下がり始めた」(37.0%)、「変動はない」(36.3%)がほぼ同率に。一方で、「上昇している」は26.7%。
 「東京オリンピック以降の価格」については、「下がる」(52.6%)、「変わらない」(38.3%)、「上がる」(9.1%)となった。


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