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18年世界商業不動産投資、やや増加傾向に

 JLLは12日、2018年1~9月期の世界の商業用不動産投資額に関する分析レポートを発表した。

 当期の投資額は5,070億ドル(前年同期比7%増)と、07年以来の高い水準となった。都市別投資額は、前期に引き続きロンドン(247億ドル)が1位となり、2位ニューヨーク(236億ドル)との差も11億ドルに開いた。3位はソウル(172億ドル)、4位はパリ(163億ドル)、5位は香港(162億ドル)が続き、東京(147億ドル)は6位だった。

 18年通年の投資額の見通しは、投資家の投資意欲は引き続き高く、世界的に不動産市場は堅調に推移するとみており、前年比同レベルから5%増の約7,300億ドルを見込む。19年通年の投資額は、限定的な投資機会を背景に投資時期を見極める投資家もみられることから、7,000億ドルに減少すると予測している。


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