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賃貸空室改善し好調/住友不19年3月期2Q

 住友不動産(株)は13日、2019年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。

 当期(18年4月1日~9月30日)は、売上高5,407億7,400万円(前年同期比9.7%増)、営業利益1,249億7,900万円(同9.3%増)、経常利益1,182億9,400万円(同9.8%増)、当期純利益798億3,700万円(同7.9%増)と、3期連続過去最高業績となった。

 不動産賃貸事業では、前第4四半期に竣工した「住友不動産大崎ガーデンタワー」など新規ビルの開業費用が先行したものの、テナントの床需要が旺盛で、当期までに竣工した「住友不動産麹町ファーストビル」や「住友不動産御成門タワー」も満室。既存ビルの賃料上昇効果や、空室率改善(4.3%、前期末比0.6ポイント減)もあり、セグメント売上高1,863億9,800万円(同7.1%増)、営業利益771億8,600万円(同3.0%増)の増収増益となった。

 不動産販売事業では、マンションの契約戸数が2,661戸(同1,564戸減)と減少したものの、当期計上予定戸数に対する契約戸数は約95%になるなど順調に推移している。セグメント売上高2,372億800万円(同15.8%増)、営業利益446億8,200万円(同24.0増)となった。完成在庫は竣工1年超が347戸(同148戸減)、竣工1年以内が742戸(同108戸増)。

 このほか、完成工事事業の受注棟数が、注文住宅事業で1,597棟(同104棟増)と第2四半期として過去最高を更新。新築そっくりさん事業も4,941棟(同108棟増)と高水準で、セグメント売上高は800億4,200万円(同1.7増)、営業利益28億9,800万円(同31.0%増)。
 不動産流通事業は仲介件数が過去最高となり、取り扱い単価も上昇したが、販促費等の営業費用増が影響し、セグメント売上高345億5,800万円(同4.1%増)、営業利益99億7,900万円(同0.3%減)となった。

 通期業績については売上高9,700億円、営業利益2,130億円、経常利益1,950億円、当期純利益1,300億円を見込む。


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