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浦安で介護複合施設を開発/ミサワホーム

(仮称)ASMACHI浦安富岡」完成イメージ

 ミサワホーム(株)は10日、千葉県浦安市で進めているまちづくり事業ブランド第2弾「(仮称)ASMACHI浦安富岡」(浦安市富岡)を着工した。

 同社は、超高齢社会・少子化などの社会的課題の解決を目指し、コンパクトシティ型の不動産開発を進めており、その初弾として2018年4月に複合商業施設「ASMACHI浦安」を開業。隣地に浦安中央病院が開院した。今回は、同病院の跡地に医療と介護の複合施設を開発する。

 浦安市の健康づくり計画「健康浦安21」の方針に基づき、地域ニーズに柔軟に対応できるよう、居宅介護支援・訪問看護事業所や自立支援型のデイサービス、介護付き有料老人ホームなど複数の介護機能を提供。医療との連携を視野に入れ、同病院のサテライトクリニックを開院する予定。また「ASMACHI浦安」と相互連携することで、地域住民が住み慣れた環境で健康で安心して住み続けられるまちづくりの実現に貢献する考え。

 敷地面積1,861.42平方メートル、建物は鉄筋コンクリート造地上4階建て、延床面積3,232.20平方メートル。設計・施工・監理は、5月に資本業務提携した大末建設(株)。デイサービスは10月に出資した(株)ポラリスが運営する。竣工は20年2月、開業は同年4月の予定。 

 同日開催の起工式で挨拶したミサワホーム取締役会長の竹中宣雄氏は、「住宅生活基本計画では、『住宅地の魅力の維持向上』が目指すべき目的の一つとして挙げられている。今回のプロジェクトは高齢者をはじめ地域住民の方々が心身ともに健康で安心して生活できる環境の創出を目指しており、この取り組みを通して良いまちづくりに貢献したい」などと話した。

「まちの活性化に寄与していきたい」と話す竹中会長(写真中央)


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