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小田急多摩線駅に、職住近接サポート施設

「CAFÉ & SPACE L.D.K.」(左)と「ネスティングパーク黒川」(右)

 小田急電鉄(株)と小田急不動産(株)は25日、コミュニティ施設「CAFÉ & SPACE L.D.K.」(川崎市麻生区)とシェアオフィスを核とする複合施設「ネスティングパーク黒川」(同)を開業すると発表した。国土交通省の「平成30年度スマートウェルネス住宅等推進モデル事業(住宅団体再生部門)」の採択プロジェクト。

 「CAFÉ & SPACE L.D.K.」は、小田急多摩線「栗平」駅徒歩1分の「小田急マルシェ」内に開設。広さは約208平方メートル。1974年の小田急多摩線開業の際に住宅供給の拠点としていた「小田急多摩住宅販売センター」を、地域活動の活性化につながる空間に転換する。
 “みんなのたまり場”をコンセプトに幅広い世代が利用できるコミュニティカフェ、キッチン付を含む3部屋からなるレンタルスペース、仕事や趣味などに集中して取り組めるワークスペースで構成する。カフェは(株)WATが運営。3月中旬開業予定。

 「ネスティングパーク黒川」は、小田急多摩線「黒川」駅徒歩1分。敷地面積約2,517平方メートル、延床面積約447平方メートル。シェアオフィス「キャビン」を核とした複合施設を新設することで、多様な世代間の交流やにぎわいを創出し、“働く、遊ぶ、暮らすのあいだ。”をテーマに郊外型のワークスタイルを提案する。
 キャビンは個室タイプ、半個室タイプとオープン型のコワーキング・スペースで構成。個室タイプはワークショップや店舗としても利用できる。施設の企画・設計監理は(株)ブルースタジオ、運営は小田急不動産、キャビンの企画・運営は(株)タウンキッチンが担う。開業は5月の予定。


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