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世界の商業用不動産投資、7,330億ドルに

 JLLは18日、投資分析レポートをまとめ、2018年通年の世界の商業用不動産投資額が7,330億ドル(前年比4%増)と、07年(7,580億ドル)以来の高水準となったと発表。

 地域別では、アメリカ大陸が2,810億ドル(同13%増)と伸長。特に目立ったのが、オフィスセクターの11%増、物流セクターの22%増。EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)は2,930億ドル(同6%減)で、イギリスがEU離脱問題により同国での投資活動が前年比6%減少した一方、ドイツ(6%増)、フランス(10%増)では投資活動が堅調に推移した。アジア太平洋地域は1,590億円(同7%増)となり、中国での投資活動が増加した一方で、日本、オーストラリア、シンガポールでは減少した。

 都市別投資額では、ロンドンが363億ドルとなり、17年に続いて1位に。2位はニューヨーク(314億ドル)で17年の4位から2つ順位を上げた。3位はパリ(285億ドル)。東京は8位(179億ドル)であった。

 なお19年は、前年比5~10%減の約6,800億ドルの見通し。


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