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首都圏新築戸建ての成約価格、6年連続上昇

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は21日、同社ネットワークにおける2018年1年間の首都圏新築戸建て・中古(既存)マンションの登録価格、および成約価格データを発表した。

 新築戸建ての平均登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,563万円(前年比2.9%上昇)、成約価格は1戸当たり3,476万円(同1.5%上昇)と、いずれも6年連続のプラス。成約価格は、前年マイナスだった東京23区、埼玉県、千葉県が上昇に転じ再び全エリアでプラスとなった。首都圏全体では、これまで最高だった09年1月(調査開始時期)の価格を5月に初めて更新したことに加え、11月には再度更新するなど上昇が目立っている。
 09年1月を100とした成約価格指数は98.2(同1.4ポイント上昇)。
 成約物件の価格帯別の割合では、東京23区で5,000万円台以上が42.6%となり、23区以外でも3,000万円台にシフトしている様子がうかがえる結果となった。

 既存マンションの平均登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,766万円(同3.3%上昇)。一方、成約価格は1戸当たり2,776万円(同0.3%下落)と、5年ぶりのマイナスに。ただし、エリア別では東京都下を除く4エリアでいずれも5年連続で上昇。その上昇幅は千葉県を除きややブレーキが掛かっているものの14年以降のゆるやかな上昇トレンドは継続している。1戸当たりの価格指数は、首都圏平均で139.4(同0.3ポイント低下)となったが、全エリアで100を超えている。
 1平方メートル当たりの成約価格は47万4,500円(同1.3%下落)。1平方メートル当たりの成約価格指数は150.3(同2.0ポイント低下)となった。


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