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新日鉄興和不、日本橋の建て替えビルを竣工

「日鉄日本橋ビル」外観

 新日鉄興和不動産(株)は29日、「日鉄日本橋ビル」(東京都中央区)を竣工する。

 自社保有物件「(旧)日鐵日本橋ビル」の建て替えプロジェクトで、「赤坂インターシティAIR」をはじめ、「品川インターシティ」や「赤坂インターシティ」、「芝浦ルネサイトタワー」などに続くフラッグシップビルとしての位置付けとする。

 東京メトロ、都営地下鉄「日本橋」駅に直結。敷地面積2,055平方メートル、鉄骨造・一部鉄骨鉄筋コンクリート造および鉄筋コンクリート造地上18階地下3階建て。延床面積2万7,370平方メートル、総貸室面積約4,500坪。

 エントランスホールは、高さ約7mの2層吹き抜けのガラス張りで、明るく開放的な空間を演出。総合設計制度を活用し、施設の高層化を図るとともに、建物外周部はピロティ空間と歩道状空地を設け、ゆとりある歩行空間を確保した。敷地北側の区道に面した位置には、ワーカーや通行者の憩いの場となるよう広場状空地も設けている。

 4~17階のオフィスフロアは、基準階約約300坪。天井高2.8mの無柱空間に奥行き約21mのスパンを確保し、1フロア4テナントまで入居可能とした。

 18階には、テナントワーカーがランチタイムや休憩時間に利用できる屋上緑化を施したウッドデッキ敷きの「スカイテラス」も用意。3階には、今秋を目途に同社初のシェアオフィスを開業する。コワーキングスペースなど、多様な目的・人数・期間にフレキシブルに対応できるサービスオフィスを提供する予定。

 竣工前に満床となっており、(株)西日本シティ銀行や日鉄ケミカル&マテリアル(株)などが入居する。

18階の「スカイテラス」。ウッドデッキ敷きで屋上緑化を施した


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