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「日本橋室町三井タワー」が竣工/三井不

「日本橋室町三井タワー」外観

 三井不動産(株)は28日、同社が再開発組合の一員として開発を進めていた「日本橋室町三井タワー」(東京都中央区)を竣工した。

 同社が推進する官民一体の再開発事業「日本橋再生計画」の一環。東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅、およびJR横須賀・総武線「新日本橋」駅と地下直結。敷地面積1万1,480平方メートル、延床面積約16万8,000平方メートル、鉄骨造・一部鉄骨鉄筋コンクリート造および鉄筋コンクリート造地上26階地下3階建て。

 5~25階のオフィスフロアには、同社のほか、トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント(株)や、西本Wismettacホールディングス(株)などが入居。同社の入居スペースの専有部執務室および入口扉、エレベータホールのセキュリティゲートに、顔認証技術を使用した入退セキュリティを導入するなど、最新のICT技術を活用したオフィスとする。また、国際的なコミュニティを創出する会員制社交クラブ「(仮称)東京アメリカンクラブ日本橋」や、英語対応の外来診療などを運営する医療法人社団ミッドタウンクリニックのメディカルサービス施設を設け、同エリアに住み、働く多様な人々に対して、国際色豊かな生活環境とコミュニティを提供する。
 さらに、5~6階の共用スペースでは、テナント企業向け施設「mot. 三井のオフィス for Tomorrow/Mitsui Office for Tomorrow」を開設し、カフェを併設した無料ラウンジ、専用会議室などを提供する。6月より順次提供する予定。

 また、地下1階~地上2階の商業施設「COREDO室町テラス」は、9月27日にオープンする。約6,000平方メートルのフロアに、日本初出店を含む31店舗が出店。2階のメインテナントには、台湾・香港などで展開している大型書店「誠品書店」を誘致した。


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