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都心5区ビル空室率、最低値を更新

 三幸エステート(株)は11日、2019年3月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(基準階貸室面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は0.52%(前月比0.08ポイント減)と、3ヵ月連続で低下し、統計開始以来の最低値を更新した。品薄感の高まりで、外部募集前の段階から床を取り合う状況が一段と過熱している。20年までに竣工するビルも建築中から強い引き合いがあり、空室率は当面過去最低レベルで推移する見込み。現空面積は3万8,616坪(同3,783坪減)となった。

 1坪当たりの募集賃料は2万9,521円(同116円減)と小幅ながら6ヵ月ぶりに下落に転じた。募集面積は26万4,088坪(同1,795坪増)となった。

 全国6大都市の空室率は、東京23区が0.8%(同増減なし)、札幌市1.6%(同0.3ポイント減)、仙台市4.1%(同0.2ポイント増)、名古屋市2.1%(同0.1ポイント減)、大阪市1.6%(同0.1ポイント減)、福岡市1.2%(同0.2ポイント減)。


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