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既存マンション成約、過去最高を更新

 (公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は17日、2018年度(18年4月~19年3月)の首都圏不動産流通市場の動向を発表した。

 同年度の首都圏既存マンション成約件数は3万7,601件(前年度比1.2%増)で、2年ぶりに前年度を上回り過去最高を更新した。都県別では東京都が1万9,258件(同0.1%減)、埼玉県が4,411件(同3.1%増)、千葉県が4,599件(同0.6%減)、神奈川県が9,333件(同3.8%増)。

 成約単価は1平方メートル当たり平均52万円(同2.7%上昇)、成約物件価格は3,354万円(同3.1%上昇)といずれも6年連続で上昇した。成約物件の平均専有面積は64.51平方メートル(同0.4%拡大)、平均築年数は21.12年(前年:20.75年)だった。新規登録件数は20万8,786件(前年度比5.9%増)となった。

 また、既存戸建住宅の成約件数は1万2,873件(同2.5%増)で2年ぶりに前年度を上回った。新築戸建住宅の成約件数も5,486件(同4.0%増)で2年ぶりに前年度を上回った。

 なお、19年1~3月の首都圏既存マンション成約件数は1万268件(前年同期比3.9%増)と前期に引き続き増加となり、四半期の件数では過去最高を更新した。成約単価は1平方メートル当たり平均で53万700円(同2.8%上昇)、成約物件価格は3,435万円(同2.2%上昇)。成約物件の平均専有面積は64.73平方メートル(同0.5%縮小)、成約物件の平均築年数は21.03年だった。新規登録件数は5万4,607件(同3.6%増)となった。


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