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売上高が過去最高に/旭化成H19年3月期

 旭化成ホームズ(株)は13日、2019年3月期決算(連結)の説明会を開催した。

 住宅事業の業績は、連結売上高が6,047億円(前期比2.8%増)、営業利益は635億円(同5.5%増)と増収増益。売上高は過去最高となり、初めて6,000億円を超えた。

 主力の建築請負部門(旭化成ホームズ)は、戸建住宅「へーベルハウス」のバリエーションを強化。また、集合住宅「へーベルメゾン」ではコミュニティ型賃貸住宅が好調に推移したほか、健常期のシニアを対象とした「へーベルVillage」の受注増により大型物件が増加。受注単価のアップに寄与した。その結果、受注戸数は1万8,566戸(同8.8%増)、受注高は過去最高の4,516億円(同11.3%増)に。
 売上高は4,037億円(同0.8%減)、営業利益は414億円(同0.8%減)となった。戸建ては昨年上期の受注減で2,993億円(同1.9%減)、集合住宅は受注残を確実に竣工させ981億円(同2.7%増)となった。

 不動産部門(旭化成不動産レジデンス)は、賃貸管理事業の建築請負部門で供給したへーベルメゾンの管理戸数が9万4,000戸を超え、管理物件の空室率も2%台と前年以上の高水準を維持した。また、再開発事業では初めて防災街区整備事業として進めてきた大規模マンション「アトラス品川中延」が2月に竣工したほか、和歌山市、滋賀県草津市など中心市街地活性化事業にも積極的に参画。それらの結果、売上高は1,354億円(9.2%増)、営業利益は138億円(同24.5%増)となり、いずれも過去最高を更新した。

 リフォーム部門は防災意識の高まりなどから蓄電池、エネファームの設置工事が増加。売上高は過去最高の584億円(同5.8%増)、営業利益62億円(同7.5%増)となった。

 次期については、ZEH+Rを活用した防災性の高いヘーベルハウスを訴求していく。また、プロが考え抜いたセレクトパッケージ「my DESSIN(マイデッサン)」を設けるなど、多様化する顧客にニーズに対応していくとし、売上高6,700億円(前期比10.8%増)、営業利益680億円(同7.1%増)を見込んでいる。


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