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22年3月期売上高4兆5,500億円に/大和ハ

 大和ハウス工業(株)は16日、2019年3月期決算(連結)説明会を開催した。

 当期(18年4月1日~19年3月31日)の売上高は4兆1,435億500万円(前期比9.2%増)、営業利益は3,721億9,500万円(同7.2%増)、経常利益は3,594億円6,200万円(同4.3%増)、当期純利益は2,374億3,900万円(同0.5%増)となり、いずれも過去最高を更新。第5次中期経営計画の当初計画(売上高3兆7,000億円、営業利益2,800億円、当期純利益1,800億円)を、大幅に上回る結果となった。

 なお、中国の関連会社における不正行為に関して、不正に流出した預金のうち回収が見込まれない金額に対して貸倒引当金を計上した影響等で、約125億円を持分法投資損失として経常損益に含めた。また、建築基準の不適合等に関しては、建物の安全性等の費用として、約15億円を売上原価として営業損益に含めた。

 戸建住宅事業については、売上高3,838億9,100万円(同0.4%減)となり、人件費等の増加により、営業利益199億2,000万円(同7.6%減)の減収減益となった。受注高は3,956億円(同4.6%増)。
 賃貸住宅事業は、売上高1兆613億9,000万円(同3.0%増)、営業利益1,022億5,900万円(同4.1%減)。受注高は1兆713億円(同5.2%増)。
 マンション事業は、売上高2,805億3,100万円(同1.6%減)、営業利益135億100万円(同1.3%増)。住宅ストック事業は、売上高1,145億5,600万円(同2.1%増)、営業利益159億4,300万円(同20.5%増)。

 次期の売上高は4兆2,500億円、営業利益は3,780億円、経常利益は3,760億円、当期純利益は2,520億円。

 併せて、19~21年度までの3年間を対象とする「第6次中期経営計画」も発表。業績目標は、22年3月期で、売上高4兆5,500億円、営業利益4,050億円、当期純利益2,670億円を目指す。

 会見した同社代表取締役社長の芳井敬一氏は、「第6次中計(22年3月期)セグメント別目標では、戸建住宅は売上高5,400億円(第5次中計(19年3月期)5,035億円)、賃貸住宅1兆1,600億円(同1兆547億円)。この伸びしろはほぼ海外。海外に投資してきた効果がポートフォリオに表れてきた。今後も海外投資を継続し、海外売上高4,000億円を目指していく。国内では、人口が集中する都市部での展開を強化し、そのための商品のラインアップを揃えていきたい」などと述べた。


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