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2030年見据えビジョン策定/JERCO

「リフォーム事業で培った知識や経験を生かし、変わりゆくリフォーム産業界のリーダーを目指す」と抱負を述べた盛会長

 (一社)日本住宅リフォーム産業協会(JERCO)は19日、第11期定時総会を開催。2019年度の事業計画を決定した。

 2030年を見据えたビジョン・指針として「ジェルコビジョン2030」を策定したと発表。ジェルコ会員・全国のリフォーム事業者に対し「質の高いリフォームを提供し、事業者の明るい未来を創造する」をスローガンに掲げた。
 実現のための3つの柱を、(1)専門性と学び(質の高いリフォーム事業者の育成)、(2)多様性ある交流(出会いと気づきと人脈づくり)、(3)組織強化(社会環境の変化に対応した組織づくり)に決定。(1)については、独自ブランド「ジェルコリフォーム」の構築と、人材育成・リフォーム専門家育成のスキームづくりを推進。(2)では、情報交換、職務に必要なスキル習得の場として、女性交流会「ジェルこまち」を立ち上げ、女性社員のレベルアップを図る。支部間交流や地域性を生かした交流も促進。(3)については、本部・支部事務局機能と組織体制の強化や、専門チームを組織し収益事業の具体化に取り組む。

 当期は、「ジェルコビジョン2030」を推進する「未来戦略室プロジェクト」、安心R住宅の促進とビジネスモデル化の検討等を推進する「性能アカデミー委員会」など、5つの委員会を中心に事業計画を進めていく。

 同協会会長の盛 静男氏は、「人口減少、少子高齢化、高度テクノロジーがもたらす急激な社会環境の変化に対応すべく、『ジェルコビジョン2030』を策定した。その実現に向け取り組むとともに、安心・安全なリフォームを提供する事業団体として、生活者の快適な住環境を創造していく。当協会は、リフォーム事業で培った知識や経験を生かし、変わりゆくリフォーム産業界のリーダーを目指す」と話した。


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