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渋谷スクランブルスクエア、11月1日に開業

商業施設イメージ
「渋谷キューズ」のイメージ

 東京急行電鉄(株)、東日本旅客鉄道(株)、東京地下鉄(株)は4日、「渋谷」駅直結・直上で開発を進める「渋谷スクランブルスクエア」のI期(東棟)の開業日を11月1日とすると発表。商業施設のテナントも明らかにした。

 「渋谷スクランブルスクエア」I期(東棟)は、地上47階地下7階建て、延床面積約18万1,000平方メートル。オフィス、商業施設、産業交流施設「SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)」、屋上展望施設「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」などからなる複合施設。運営は3社共同出資の合弁会社・渋谷スクランブルスクエア(株)が担う。

 商業施設には、物販や飲食店など、日本初上陸7店舗、渋谷エリア初出店45店舗、新業態37店舗を含む212店舗が出店。世界的なラグジュアリーブランド、渋谷のストリートファッションをけん引してきたセレクトショップのほか、駅直結の立地を生かし、東急百貨店が運営する食物販ゾーン「TOKYU Foodshow EDGE」など、都市生活者の利便性が向上する店舗を誘致する予定。同施設の公式アプリによってQRコードを用いたスマートフォン決済を導入する。また、施設内に厨房を備えたイベントスペースも設け、各種イベントに対応していく。

 同日、「渋谷キューズ」の会員募集も開始した。同施設は、多様な人々が交差・交流し、社会価値につながるアイディアが生まれることを目指すイノベーション拠点。ミーティングスペース、サロン、オープンスペース、イベントスペース(定員200人)からなり、会員同士の連携やイノベーションを促進するため、大学等と連携したミーティング、ワークショップ、イベントなどで構成した各種プログラムも提供していく。
 会員組織は個人・グループ、法人、リーディングプレイヤーによるコミュニティの3種類で構成。料金は月額1万5,000円~。

 4日会見した、渋谷スクランブルスクエア代表取締役社長の高秀憲明氏は「渋谷はベンチャービジネス、ストリートファッションなどのモノやコトが生み出されてきた。当施設も、さまざまな機能を有することで、まちの魅力発信の一翼を担いたい。渋谷の中心からムーブメントを発信し、新たな文化を生むステージとなることを目指す」などと述べた。

「渋谷の中心で、新たな文化を生むステージとなることを目指す」と語る高秀社長(写真中央)


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