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京大と住宅の耐震性能評価で共同研究/地盤ネット

 地盤ネットホールディングス(株)の子会社の地盤ネット(株)は、京都大学と住宅の耐震性能評価・向上に関する共同研究を開始する。

 地盤の「微動探査」に基づく小規模建築物への対応に関して共同で研究を実施。地盤ネットが2016年に提供開始した微動探査「地震 eye(R)」の調査結果によって得られる表層地盤増幅率(地震が起きたときその建物の地盤がどれくらい揺れやすいかの指標)や、地盤の卓越周期(揺れの往復する時間。建物の固有周期と一致すると、共振を起こし建物が大きく揺れる)の結果を、住宅の耐震性能評価に掛け合わせて、具体的な地震対策に役立てていく。

 戸建住宅のような小規模建物の耐震性能を評価するマトリックスの裏付けと、京都大学で研究開発された木造住宅の倒壊シミュレーション「wallstat(ウォールスタット)」との連携、中古戸建て(既存住宅)の耐震化評価への活用検討などを行なう。

 研究期間は20年1月18日まで。


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