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不動産販売事業ふるわず/アズ企画20年2月期1Q

 (株)アズ企画設計は17日、2020年2月期第1四半期決算(非連結)と今後の経営戦略に関する説明会を開催した。

 当期(19年3月1日~5月31日)は、売上高13億9,400万円(前年同期比13.1%減)、営業損失7,400万円(前年同期:営業利益7,600万円)、経常損失8,800万円(同:経常利益6,100万円)、当期純損失8,900万円(同:当期純利益3,200万円)。主力の不動産販売事業がふるわず赤字に。

 不動産販売事業は、低価格帯の物件を中心に売却を進めたことで売上高が減少。低利益率の大型物件を売却したことにより利益率も悪化した。売上高は11億7,800万円(前年同期比15.6%減)、営業損失は3,500万円(前年同期:営業利益9,400万円)。
 不動産賃貸事業については、保有物件増により賃料収入が増え、売上高は1億8,100万円(前年同期比6.6%増)と増加。しかし、空室の多い物件の取得による利益率の低下、東北ホテルの運営コスト増で、営業利益は1,900万円(同38.9%減)にとどまった。

 自己資本比率25~30%以上での配当実施を検討していたが(19年2月期実績:23.1%)、財務基盤が盤石といえないことから、当面は内部留保とする方針。

 今後の経営戦略について、同社代表取締役社長の松本俊人氏は「6月に宿泊施設の提供・運営などを手掛けるOYO Hotels Japanと提携したことにより、同社のAI・IT技術を活用した収益管理・予約等のシステムを使い、東北の4棟のホテルの経営効率化や稼働率向上につなげたい」と話した。また、簡易宿所による民泊施設運営や、不動産小口化商品の販売を手掛けるための準備を行なっていることも明らかにした。


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