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ジャーブN、ビルダーの経営支援へ新組織

「地域のビルダーの手本になろうという気概を持っている方と連携し、結果に結び付けたい」と話す宮沢氏

 (株)アキュラホームは17日、「ホテルイースト21東京」(東京都江東区)で会員向けフォーラムを開催。会場で代表取締役社長の宮沢俊哉氏が会見し、同社が運営する工務店ネットワーク・ジャーブネットの2018年度の実績と今後の方針等について説明した。

 18年度は、会員数は192社(前年比6.8%減)と減少したが、年間注文棟数は6,045棟(同1.3%増)と増加。1社当たりの受注棟数は24.0棟と、10年間でプラス9.4棟(07年度は14.6棟)となった。

 今年度は、ジャーブネットの新たな強化策として、「結果創出型勉強会」を実施する。単なるセミナーではなく、実践によって実際に結果を出した人が講師となり、ノウハウを提供することで、新たな成功者の輩出を目指していく。

 新たな強化策として「JAHBnet Assist(ジャーブネット アシスト)制度」も始動。自社の課題を補完したい人に、課題ごとにその得意分野を持つ成功者がアシスト役としてノウハウを教授する。集合・個別研修や会議などを通じて学ぶ。アシスト役はその準拠に応じた対価を受け取る。

 また、FCとVCのコンサル機能を融合させた新たな組織「SABM」(スマートアライアンスビルダーメンバー)を8月に始動する。メンバーが自社オリジナル商品の開発ができるように、アキュラシステム最新版の提供と研修を行なうほか、同社の新商品のノウハウも共有・提供する。事業開始の資金や、チャレンジしたいが費用が高額なために手を出しづらいトライアル資金などを、アキュラホームが支援する制度も設ける。メンバーは、20社程度でスタートする予定で、経営の安定指標とされる「30棟、営業利益10%、自己資本比率40%以上」を目標として活動していく。初年度予算は1億円。

 会見で宮沢氏は、「地域のビルダーの手本になろうという気概を持ってくれる人、モラルやルールをしっかり守ってくれる人達と連携して結果に結び付けていきたい。ジャーブネットとSABMを通じて、日本の住環境が良くなるように貢献したい」などと話した。


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