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大阪Aグレードオフィスの空室率、過去最低水準

 JLLは6日、2019年第2四半期の大阪Aグレードオフィス空室率および賃料を発表した。

 空室率は0.3%(前期比0.2ポイント低下、前年比0.5ポイント低下)となり、調査開始(04年末)以来最も低い水準となった。

 月額坪当たり賃料は2万1,887円(同2.1%上昇、同10.1%上昇)となり、20四半期連続で上昇。5四半期連続で年間上昇率10%超えの大幅な上昇となった。上昇ペースは前期と比べると減速したが、中心業務地区全体で上昇がみられた。

 価格は前期比7.2%上昇、前年比29.9%上昇となった。投資利回りはJLL調査開始(03年末)以来過去最低値を更新した。賃料上昇と投資利回りの低下を反映して上昇ペースは加速した。

 今後は、引き続き低い空室率が、賃料の上昇モメンタムを下支えする見込み。投資利回りは、19年末まで安定的に推移するとみられ、また賃料上昇を反映して価格は上昇する見通し。


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