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オフィス変更理由、「多様な働き方への対応」が最多

 シービーアールイー(株)(CBRE)は5日、「オフィス利用に関するテナント意識調査2019~オフィスワーカーのためのこれからのワークプレイスとは~」を発表した。

 ワークプレイスを変更する理由については、上から「多様な働き方への対応」が68%(前年比16ポイント増)、「生産性の向上」が68%(同12ポイント増)、「従業員の満足度の向上」が62%(同36ポイント増)といずれも6割を占め、前回調査結果を上回った。特に「従業員の満足度向上」は大幅に上昇しており、仕事に対するモチベーションを向上させるような職場環境が求められてきている、と推測した。

 テナントが想定するリスク要因は、「人材の確保」が73%(同10ポイント増)で最多。次いで、「コストの増大」が39%(同1ポイント増)、「経済の不確実性」が38%(同5ポイント減)となった。

 社員が自ら働き方に合った環境・ツールを選択できる、ABW(アクティベート・ベースド・ワーキング)導入後の効果については、「従業員の満足度の向上」(71%)が最多で、「コラボレーションの促進」(64%)、「コスト削減」(57%)等が続いた。

 なお、在宅勤務を導入しているテナントは55%(同10ポイント増)となった。


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