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フィリピンで初の開発PJ/三菱地所

オフィスビル開発計画「Savya Financial Center North Tower」完成予想図(赤枠内)

 三菱地所(株)は14日、フィリピン・メトロマニアにおいて地元ディベロッパー・ArthaLand Corporationが進めているオフィスビル開発計画「Savya(サビヤ)Financial Center North Tower」プロジェクトへの参画を発表した。同社グループとして初のフィリピン共和国での開発計画となる。

 同プロジェクトは、オフィス・住宅・商業からなる敷地面積74haの大規模複合タウンシップ計画「アルカサウス」内に位置する、ツインタワーオフィス開発計画「Savya Financial Center」のうちの1棟にあたる。開発地の「アルカサウス」は、既存の中心業務地区であるマカティやボニファシオ、ニノイ・アキノ国際空港から10km圏内に位置。現在、政府が重点施策として推進しているインフラ整備政策により、将来、大規模バスターミナルやフィリピン初となる地下鉄新駅も整備される。

 敷地面積約6,000平方メートル、延床面積約6万平方メートル(North Tower:約3万平方メートル)、地下4階地上14階建てのグレードAオフィスビル。North Towerの基準階フロア面積は約2,000平方メートル、それを約90~230平方メートルの区分に細分化し、フィリピンマーケットで需要の高い分譲オフィス事業とする。なお、同社は同プロジェクトにおいて、不動産事業における外資規制上の上限となる40%のシェアを獲得する予定。

 1月に基礎工事を着工しており、竣工は2021年末を予定している。


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