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東京Aグレードビル空室率、3ヵ月連続で1%下回る

 JLLは10日、2019年8月末時点での東京Aグレードオフィス空室率・賃料を発表した。

 対象となるのは、東京都心(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)に立地する、1990年以降に竣工したオフィスビル。延床面積3万平方メートル以上、基準階床面積1,000平方メートル以上、地上20階建て以上。

 空室率は0.7%(前月比横ばい)で、前年比では1.2ポイントの低下。3ヵ月連続で1%を下回った。既存ビルの空室が極めて限定的となっていることから、将来の供給予定ビルが需要を吸収している状況が続いている一方で、そのペースには減速が見られる。

 1坪当たりの月額賃料は、3万9,407円(同0.1%上昇)。前年比5.3%上昇と、5ヵ月連続で年間上昇率が5%を上回った。恵比寿を含むサブマーケットが上昇をけん引している。


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