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次世代コネクティッドホーム基盤の実証実験

 大和ハウス工業(株)は11日、神奈川県藤沢市において次期コネクティッドホーム基盤の実証実験に着手した。神奈川県が公募した「最先端ロボットプロジェクト」に採択された「人との建物の健康をサポートするIoTスマートホーム実証」の一環。

 コネクティッドホームとは、家電や空調、照明、防犯などの各設備をIoTで接続し、モバイル端末等でそれらを制御するシステムを搭載した住宅のこと。同社は、2018年1月にコネクティッドホームのブランド「Daiwa Connect(ダイワコネクト)」を立ち上げて提案を開始している。

 同ブランドで提案する住宅のさらなる機能拡張とデータの相互利活用を目的に、(株)NTTドコモと協業。IoT技術や多様な企業とのアライアンスを活用して次期コネクティッドホーム基盤の開発を進めており、同基盤の実用化に向けて検証を進める。

 共通コマンドを採用することで、家電・設備等のメーカーによって異なる技術的な違いを気にせずにそれぞれのIoT機器に接続・管理できる。また、住宅内には常時設置するコントローラー端末とソフトウェアを搭載した。

 11月より、藤沢市周辺でモニター家庭を募集。同基盤を設置し、稼働状況の確認や遠隔保守の有用性を評価していく。また、同市内の分譲地に展示するモデルハウスに機器やサービス内容を展示。社内外のモニターや有識者向けにデモンストレーションを行なっていく。


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