不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

首都圏賃貸、成約件数9ヵ月連続の減少

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は19日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける2019年8月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。

 同月の成約件数は1万2,646件(前年同月比10.2%減)と、9ヵ月連続で減少した。地域別では、東京23区が5,776件(同17.3%減)、東京都下1,012件(同10.0%減)、神奈川県3,392件(同5.0%減)、埼玉県1,206件(同0.6%減)、千葉県1,260件(同13.8%減)と全エリアでマイナスとなった。全エリアでのマイナスは4ヵ月連続。

 1戸当たりの平均成約賃料は、マンションが8万8,100円(同1.1%下落)と3ヵ月連続のマイナス。アパートは6万1,600円(同3.8%下落)と、7ヵ月連続のマイナスとなった。賃料指数は、マンションが87.9(前月比1.8ポイント下降)、アパートは93.3(同2.1ポイント下降)といずれもマイナスに転じた。

 1平方メートル当たりの平均賃料は、マンションが2,662円(前年同月比0.4%下落)と4ヵ月ぶりのマイナス。アパートは2,276円(同0.0%下落)と3ヵ月ぶりのマイナス。賃料指数は、マンションが95.2(前月比1.4ポイント上昇)と3ヵ月ぶりのプラス。アパートが100.0(同0.5ポイント下降)と2ヵ月連続のマイナス。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら