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横浜・十日市場のまちづくりが全面開業へ

開業を迎える「20街区」の全体外観

 横浜市は23日、東急(株)、東急不動産(株)、NTT都市開発(株)と共同で進めている「緑区十日市場町周辺地域持続可能な住宅地推進プロジェクト」(横浜市緑区)のうち、「20街区」が11月1日に全面開業を迎えると発表した。

 同プロジェクトは、JR横浜線「十日市場」駅圏の「緑区十日市場センター地区」20、21、22街区で構成するもの。多世代向けの分譲住宅や介護・福祉・保育施設などの生活機能を徒歩圏内に整え、住民同士の交流を促進することで、良好な住宅地の形成とコミュニティの持続・再生への貢献を目指している。

 今回開業を迎える「20街区」は、分譲マンション「ドレッセ横浜十日市場」(総戸数311戸)のほか、ミニスーパーなど生活利便施設4店舗とコミュニティスペースで構成。9月下旬に分譲マンションの引き渡しがあり、今回、生活利便施設が開業する。

 同マンションは「十日市場」駅徒歩7分。鉄筋コンクリート造地上9、11、14階建ての3棟構成。専有面積は62.46~90.42平方メートル、間取りは2LDK~4LDK。

 なお、21街区に関しては、2019年4月にシニア住宅「クレールレジデンス横浜十日市場」が開業したことで全面開業している。

 20・21の両街区については、居住者を主体とするエリアマネジメント法人「(一社)横浜グリーンバトン倶楽部」が8月に設立されており、今後、地域住民や事業者との交流や地域の住環境維持・向上を図っていく。11月23日にエリマネ活動の初弾としてまちびらきイベントを実施する。


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