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賃貸事業が好調/三井不20年3月期2Q

 三井不動産(株)は7日、2020年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。

 当期(19年4月1日~9月30日)の売上高は8,887億7,600万円(前年同期比3.3%増)、営業利益1,186億400万円(同5.8%増)、経常利益1,078億2,900万円(同1.2%増)、当期純利益663億2,400万円(同3.2%減)。最終利益の減少は、前年同期は法人税率の低い英国等での利益計上が多かったことから、その反動によるもの。

 賃貸事業は、既存オフィスの賃料増額改訂や、前期竣工の「日本橋高島屋三井ビルディング」、米国の「55ハドソンヤード」等の通期稼働が収益に寄与。セグメント売上高3,131億7,300万円(同6.9%増)、営業利益782億300万円(同9.1%増)となった。首都圏オフィスの空室率は1.8%(同0.9ポイント減)。

 分譲事業は、国内分譲マンションの引渡戸数が1,775戸(同388戸増)となるなど増収増益だったが、投資家向け・海外住宅分譲等が前年同期の反動で減収減益。セグメント売上高は2,229億4,800万円(同4.4%減)、営業利益347億8,800万円(同8.4%減)。新築マンション分譲の当期計上予定戸数3,400戸に対する契約進捗率は94%(同4ポイント増)。

 マネジメント事業は、リパーク事業の管理台数増加と、リハウス事業の仲介件数増加等でセグメント売上高2,064億4,200万円(同5.8%増)、営業利益288億9,300万円(同21.9%増)だった。

 業績好調を受け通期予想を上方修正。売上高2兆130億円(前回発表比:130億円増)、営業利益2,800億円(同130億円増)、経常利益2,590億円(同130億円増)、当期純利益1,750億円(同50億円増)を見込む。


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