不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

首都圏新築戸建て、成約価格は全エリアで上昇

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は28日、同社ネットワークにおける2019年10月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの登録・成約価格データを公表した。

 新築戸建ての平均成約価格は3,665万円(前月比2.2%上昇)。地域別では、東京23区5,147万円(同4.9%上昇)、東京都下3,810万円(同6.6%上昇)、神奈川県3,746万円(同3.4%上昇)、埼玉県3,283万円(同1.0%上昇)、千葉県3,107万円(同3.5%上昇)となった。東京23区では5,000万円以上、東京都下および神奈川県は4,000万円以上の価格帯の物件割合が上昇した。

 09年1月を100として算出した成約価格指数は、103.5(同2.2ポイント上昇)と過去最高を記録。また、千葉県は113.3(同3.9ポイント上昇)となり、過去最高となっていた前月を上回った。

 既存マンションの平均成約価格は2,541万円(同5.8%下落)。地域別では、東京23区3,723万円(同2.5%下落)、東京都下2,597万円(同4.7%上昇)、神奈川県2,264万円(同1.4%上昇)、埼玉県2,101万円(同3.3%下落)、千葉県1,669万円(同5.2%上昇)となった。価格水準の高い東京23区で、4,000万円以上の物件割合が低下したこと等が影響し、首都圏の平均成約価格が下落した。

 1戸当たりの成約平均価格指数は127.6(同7.8ポイント低下)、1平方メートル当たりの成約価格指数は132.0(同11.3ポイント低下)だった。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら