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都心5区ビル空室率、6ヵ月ぶりに0.6%台

 三幸エステート(株)は17日、2019年11月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(基準階貸室面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は0.68%(前月比0.04ポイント下落)と横ばいとなり、6ヵ月ぶりに0.6%台に低下した。前月はビルの竣工がなく、既存ビルにおける空室床の解消が、空室率を押し下げる結果に。需要の底堅さに変わりはなく、空室率は引き続き低水準で推移すると見ている。現空面積は4万4,771坪(同3,979坪減)。

 1坪当たりの募集賃料は3万1,177円(同297円増)と、4ヵ月連続の上昇。募集面積は20万8,135坪(同5,654坪減)だった。

 全国6大都市の空室率は、東京23区が0.9%(変化なし)、札幌市1.4%(同0.3ポイント減)、仙台市4.0%(同変化なし)、名古屋市1.0%(同0.2ポイント減)、大阪市1.2%(同変化なし)、福岡市1.2%(同0.1ポイント減)となった。


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