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老人福祉事業者の倒産、過去最多/TDB

 (株)帝国データバンクはこのほど、「老人福祉事業者の倒産動向調査(2019年)」結果を発表した。負債1,000万円以上、法的整理について、件数・負債額、業態別、様態別、都道府県別等に集計・分析している。

 倒産は96件、これまで最多となっていた91件(16年)を上回り、過去最多を更新。負債総額も161億1,800万円となり、これまで最大の129億3,400万円(17年)を上回って過去最大となった。

 業種別では、「訪問介護」51件(構成比53.1%)が最も多く、以下「通所介護」24件(同25.0%)、「老人ホーム」10件(同10.4%)、「高齢者向け住宅」6件(同6.3%)と続いた。法人格では、「株式会社」57件(同59.4%)が最多。

 様態別については、「倒産」87件(同90.6%)、「特別清算」5件(同5.2%)、「民事再生法」4件(同4.2%)。負債額別では1億円未満が76件(同79.2%)、業歴別では10年未満が51件(同53.1%)と、業歴の浅い零細事業者が大半を占めた。

 都道府県別では、「大阪府」19件、「神奈川県」10件、「東京都」8件、「北海道」「兵庫県」各7件の順。


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