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福岡でReビル事業初のコンバージョンホテル

「福岡市中央区大手門3丁目ホステル計画」外観イメージ

 三菱地所レジデンス(株)は、築年数の経過した中小ビル等を再生して賃貸する「Reビル事業(既存ストックリノベーション賃貸事業)」で、「福岡市中央区大手門3丁目ホステル計画」を着工した。

 同事業は、建物を三菱地所レジデンスが賃借し、耐震補強工事やニーズを捉えたリノベーション工事で再生を図り、賃貸物件として供給するスキーム。2014年5月にスタートし、オフィス、住宅(シェアハウス含む)26物件が稼働中。今回、初めての宿泊施設へのコンバージョン事業となる。同社としても宿泊施設事業を手掛けるのは初。

 敷地面積417.18平方メートル、延床面積1,667.80平方メートル、鉄筋コンクリート造地上5階建て。福岡市地下鉄空港線「大濠公園」駅より徒歩1分に立地。1879年創業のハンカチやテーブルクロス等繊維製品の企画・販売会社であるブルーミング中西(株)の所有するオフィスビルを三菱地所レジデンスが賃借してリノベーションを施し、ホステル運営会社である(株)FIKAに転貸する。ホステル名は「UNPLAN Fukuoka」とする予定。

 ライフスタイル型ホステルとして、ドミトリーや個室で構成し、安価で提供する。男女別でシャワールーム、洗面室を設置し、快適性を高めるほか、利用客同士が交流を図れるようコモンルームやカフェを設置。1階にはオーナー会社の物販店舗をリニューアルオープンする計画。

 開業は2020年9月の予定。


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