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杜の風・上原特別養護老人ホーム正吉苑が大賞

大賞受賞者への表彰式の様子

 高齢者住宅経営者連絡協議会(高経協)は12日、「リビング・オブ・ザ・イヤー2019」の本選で最終審査を実施。大賞に「杜の風・上原特別養護老人ホーム正吉苑」(東京都、社会福祉法人正吉福祉会)を選出した。

 入居が開始された有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、グループホームといった高齢者住宅・施設の中から、入居者が安全に暮らせ、生活空間・各種サービスが優れたものを選定、開発・運営事業者をたたえることを目的としたイベント。今回は「どのような活動をしているか、思いを広く届ける、数多くの運営事業者の参考になるように」(同協議会会長:森川悦明氏)との思いから、他薦も可とするなどエントリー方法を変更した上で、介護業界のイベント「careTEX東京」内で開催。イベント参加者も自由に本選を見学できるような方式とした。

 見学審査である二次審査を通過したファイナリスト事業者7者が本選に進出。それぞれ10分間のプレゼンテーションを実施し、一般審査員100名が投票。要介護状態の改善や在宅復帰を支援する“自立支援介護”に力を入れている同施設が最多票を得て、大賞に決定した。

 同イベント実行委員長である日本の介護(株)代表取締役の昆野 仁氏は閉会の挨拶と併せて、「今日出席してくださった皆様が、ファイナリストの住宅・施設におけるハード・ソフトの取り組みを情報として持ち帰っていただき、介護を含めたサービスの質の向上につなげていただきたい」と述べた。

ファイナリストに進出した7事業者が、それぞれ取り組み内容についてのプレゼンを行なった


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