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「JALシティ羽田東京」、全客室を刷新

シングルルーム。壁面もグレーで統一し、落ち着きのある空間とする
ビジネスユースが多いことから、シングルルームにはデスクを導入する

 オリックス不動産(株)は、運営する「ホテルJALシティ羽田 東京」(東京都大田区、総客室数308室)の全客室のリニューアルを推進。10日、施工を完了した一部フロアをリニューアルオープンした。

 京浜急行空港線「穴守稲荷」駅から徒歩3分に立地。羽田空港にアクセスが良く、無料送迎バスも運行している。地上11階建て。客室はシングル(200室、15~16平方メートル)がメインで、ツイン(18~24平方メートル)、ダブル(16~17平方メートル)も備える。

 建物が築15年となることから、リニューアルを決定。フロアごとに段階的に施工し、2021年4月に全10フロアのリニューアル完了を目指す。第1弾では、20年4月3日までに6~9階の4フロア(132室)を、第2弾では、21年1~4月に他6フロア(176室)を改修する。

 客室内はグレーやベージュなどのアースカラーでまとめ、くつろぎを感じられる空間とした。また、約6割がシングルルームでビジネスユースが多いことから、ベッドに座りながらパソコン作業などがしやすいよう、ヘッドボードを背もたれとしても使用できるベッドを導入。可動式のサイドテーブルも用意した。シングルルームには、デスクも設ける。

 また、共用部には、飛行場の滑走路をモチーフにしたカーペットなど、羽田空港に至近するホテルらしさを演出した。

 リニューアル後の客室単価は、従前より、10%程度アップした。シングルルームで1万円程度。


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