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商業用不動産投資額、統計史上最高額に

 JLLは25日、2019年通年の世界の商業用不動産投資額に関する分析レポートを発表した。

 同年の世界の商業用不動産投資額は8,000億ドル(前年比4%増)と、統計史上最高額を記録した。19年第4四半期の投資額は2,450億ドル(前年同期比10%増)。

 アメリカ大陸の投資額は、アメリカのインダストリアルセクターおよびオフィスセクターにおける取引がけん引し、3,470億ドル(前年比12%増)となった。EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)は2,840億ドル(同5%減)。イギリスはEU離脱問題の影響で投資活動が鈍化したが、方向性が見えたことで20年は再び投資活動が活発化すると予測。アジア太平洋地域は1,690億ドル(同6%増)だった。

 都市別投資額では、パリが300億ドルで初のトップに。2位はニューヨーク(288億ドル)、3位ロサンゼルス(235億ドル)、4位ロンドン(223億ドル)、5位ソウル(218億ドル)。東京(189億ドル)は6位だった。

 20年の商業用不動産投資額は、前年比0~5%減の7,800億ドルと予測している。


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