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「歩きたくなる」街路へガイドライン策定

 国土交通省は30日、「ウォーカブル」なまち中を支えるストリートデザインの考え方をまとめた「ストリートデザインガイドライン―居心地が良く歩きたくなる街路づくりの参考書―(バージョン1.0)」を公表した。

 2019年8月に設置した「ストリートデザイン懇談会」(座長:岸井隆幸日本大学特任教授)による7回にわたる議論を踏まえてとりまとめた。ガイドラインでは、路面上だけでなく沿道も含めて人の視界に入る空間全体を「ストリート」と総称。物理的な姿や活動・人的資源の企画・構想、運営管理等を「ストリートデザイン」とする。

 ストリートを「最も基礎的な公共空間」と位置付け、車中心の空間から「人」中心の空間へとリノベーションする意義を解説。使い方・作り方や、これらの取り組みを支える仕組みも含めた多様な観点からとりまとめており、地方自治体の担当者を中心に、さまざまなプレーヤーによる活用を期待している。

 今後、実例の積み重ねや知見の蓄積を踏まえ、適時見直しを行なっていく。

 ガイドラインへのリンクはこちらを参照。


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