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枚方市駅周辺地区で再開発事業に参画/京阪グループ他

「枚方市駅周辺地区第一種市街地再開発事業」第3工区現況

 京阪ホールディングス(株)、京阪電気鉄道(株)、京阪電鉄不動産(株)および大阪府住宅供給公社は3月30日、「枚方市駅周辺地区第一種市街地再開発事業」への参画を発表した。

 同事業は、枚方市駅周辺全体のまちづくりを連鎖的に進めるリーディングプロジェクトとして、駅前の立地を生かし、次世代を見据えた複合施設を一体的に整備。周辺地域の活性化に寄与する魅力的な都市空間を形成するとともに、防災性能に優れた建物を整備する。2019年10月に都市計画決定、20年3月19日に大阪府より認可、3月26日に「枚方市駅周辺地区市街地再開発組合」が設立された。今後、権利変換計画認可を経て、23年度の建物竣工を目指す。

 施行地区面積は約2.9ha(第1工区約0.6ha、第2工区約0.5ha、第3工区約1.8ha)。

 京阪グループは社有地があるエリア「第3工区」を開発。京阪ホールディングスが事業協力者として市街地再開発事業の協力・支援を行ない、京阪電気鉄道とともに、駅と一体となる商業やオフィス部分での事業の検討を推進。京阪電鉄不動産が、住宅部分での事業の検討を進めていく。

 なお、「第1工区」の一部および「第2工区」は、大阪府住宅供給公社が、京阪本線「枚方市」駅に隣接する枚方団地(1956年築、5棟・120戸)を建て替える計画。

 事業施行期間は20年3月~26年3月、総事業費約433億円、事業完了は25年度の予定。


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