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空き家運用「満足している」が7割弱

 (株)ジェクトワンが運営するアキサポ空き家総研は16日、「空き家運用者」の意識・実態に関する調査結果を発表した。2020年1月27~30日に、一都三県に空き家を所有し何らかの形で運用している30~60歳代男女300名を調査。この調査における「空き家」とは、戸建て、区分マンション、1棟マンション・アパート、1棟ビル、セカンドハウス(別荘)、店舗で、所有者が「空き家」と認識している物件。

 空き家を運用していて、利益や管理の手間など総合的にどの程度満足しているかについては、「満足している」が67.9%、「満足していない」が32.1%で、約3人に1人が現状の空き家運用に満足していないことが分かった。年代別に見ると、「満足していない」の回答は、60歳代では29.9%であるのに対し30歳代は40.0%と、若い世代ほど不満を持っている傾向が見られる。

 戸建て・区分マンションの運用によって得られる賃料については、全体の3割以上となる32.3%が「賃料を得られていない」と回答。以下「10万~15万円未満」の18.6%、「5万~10万円未満」の15.9%。

 空き家の運用方法の探し方については、「不動産会社に相談」(47.0%)でトップ。2位は「インターネットなどで情報を収集」(22.3%)、3位は「家族や友人、知人などに相談」(17.0%)であった。

 戸建て・区分マンションのリフォーム・リノベーションに掛かった費用については、1位が「100万~200万円未満」(16.4%)で、「200万~300万円未満」(15.5%)、「300万~400万円」(12.4%)が続いた。


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