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東京23区M平均家賃、上昇続く/アットホーム

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は16日、同社の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向(2020年3月)」を発表した。入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義して調査。対象は首都圏(東京23区、都下、神奈川県、千葉県、埼玉県)、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の9エリア。

 平均募集家賃の前年同月比上昇率トップを見ると、マンションでは30平方メートル未満(シングル向き)が「福岡市」(7.2%上昇、3月の平均家賃4万9,986円)、30~50平方メートル(カップル向き)が「東京23区」(6.6%上昇、同13万4,436円)、50~70平方メートル(ファミリー向き)が「大阪市」(8.6%上昇、同12万3,728円)、70平方メートル以上(大型ファミリー向き)が「名古屋市」(5.9%上昇、14万1,696円)となった。
 アパートでは、シングル向きが「福岡市」(3.0%上昇、同3万7,546円)、カップル向きが「名古屋市」(3.4%上昇、同6万4,745円)、ファミリー向きが「大阪市」(4.4%上昇、同9万6,691円)だった。
 名古屋市・大阪市・福岡市で、マンション・アパートとも平均募集家賃が前年同月を上回る傾向が見られた。

 首都圏は、東京23区のマンションの平均家賃が、全面積帯で前月比・前年同月比ともに上昇。アパートは全面積帯で前年同月比上昇となった。東京都下のマンションは、大型ファミリー向きが前月比・前年同月比ともに上昇したものの、シングル向きは前月比・前年同月比とも下落。アパートは全面積帯で前年比で下落した。
 神奈川県は、マンションが、シングル向きを除く3タイプで前月比・前年同月比ともに上昇。アパートは全面積帯で前月比・前年同月比ともに横ばい・下落傾向に。千葉県のマンションは、大型ファミリーを除く3タイプで前月比下落。アパートはシングル向きが前月比・前年同月比で下落。埼玉県は、マンションが全面積帯で前年同月比上昇。アパートはシングル・カップル向きが下落した一方、ファミリー向きは上昇傾向が続いている。


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