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首都圏新築戸建て価格、やや下落傾向

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は21日、同社ネットワークにおける2020年3月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの登録・成約価格データを公表した。

 新築戸建ての平均成約価格は3,476万円(前月比0.3%下落)。東京23区は4,989万円(同0.7%下落)と下落したが、直近10ヵ月間は5,000万円前後でほぼ横ばいで推移している。その他、東京都下は3,579万円(同2.6%下落)、神奈川県は3,533万円(同2.5%下落)、埼玉県は3,035万円(同2.8%下落)と下落。一方、千葉県は2,899万円(同2.8%上昇)となった。

 09年1月を100として算出した成約価格指数は、首都圏平均で98.2(同0.2ポイント低下)となり、3ヵ月連続で100を割った。最も指数が高いのは東京23区で、107.9(同0.7ポイント低下)だった。

 既存マンションの平均成約価格は2,669万円(同0.2%上昇)。東京23区は3,953万円(同1.1%下落)と下落したが、1平方メートル当たりの価格は5ヵ月連続で70万円を超えた。東京都下(2,608万円、同7.9%上昇)は、4,000万円以上の価格帯の割合が高まり、上昇した。その他、前月プラスとなっていた埼玉県(1,647万円、同3.9%下落)、千葉県(1,430万円、同0.3%下落)が反転下落。神奈川県は2,287万円(同0.7%下落)。

 1戸当たりの平均成約価格指数は134.0(同0.3ポイント上昇)、1平方メートル当たりの成約価格指数は141.3(同3.9ポイント上昇)だった。


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