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太陽光+一括受電システムとEVカーシェアを連動

「soleco EV share」のシステムイメージ

 三菱地所レジデンス(株)と(株)つなぐネットコミュニケーションズは22日、電力供給システム「soleco(ソレッコ)」と九州電力(株)によるEV(電気自動車)カーシェアリングサービス「weev(ウィーブ)」を連動させる「soleco EV share(ソレッコ・イーヴイ・シェア)」を開発したと発表した。

 ソレッコは(株)メックecoライフが開発し、つなぐネットが運営するシステムで、太陽光発電と高圧一括受電システムを組み合わせたもの。新サービスは、ソレッコをEVカーシェアと連動させ、太陽光で発電した電力をEVの充電に活用。マンション専用のカーシェアサービスとして運用する。
 シェアする車種はテスラの「モデル3」など。ユーザーは、アプリで事前会員登録すれば予約・利用・決済のすべてをスマートフォンで完結できる。

 三菱地所レジデンスは、開発するマンションにソレッコを搭載するほか、EVカーシェアリング用の充電設備を設置。共用部と充電設備で太陽光発電の電力を共用する。

 初弾として、三菱地所レジデンスの新築分譲マンション「経堂5丁目プロジェクト」(東京都世田谷区、総戸数91戸)と「川崎市宮前区宮崎3丁目プロジェクト」(川崎市宮前区、総戸数123戸)に導入する。
 「経堂」は、(株)コスモスイニシアとのJV。小田急小田原線「経堂」駅徒歩9分。敷地面積3,257.58平方メートル、建物は鉄筋コンクリート造地上7階地下1階建て、延床面積7,213.94平方メートル。竣工は2021年12月の予定。
 「川崎」は、東急田園都市線「宮崎台」駅徒歩5分。敷地面積4,591.28平方メートル、建物は鉄筋コンクリート造地上9階建て、延床面積9,847.99平方メートル。竣工は22年2月の予定。


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