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新型コロナ対応で中計取り下げ/TKP

 (株)ティーケーピーは21日、2020年2月期決算(連結)を発表した。

 当期(19年3月1日~20年2月29日)は、売上高543億4,300万円(前期比53.0%増)、営業利益63億2,500万円(同47.5%増)、経常利益47億6,100万円(同17.5%増)、当期純利益17億4,300万円(同7.9%減)だった。

 働き方改革やオフィス効率化の動きが継続する中で、堅調な業績を残した。また、19年5月に日本リージャス(株)を完全子会社化。従来の貸し会議室運営に加え、オフィススペースの時間貸し・短中期レンタル・サブスクリプションといった幅広いビジネス需要への対応体制を整えた。通期業績としては過去最高の売上高・営業利益・経常利益だったのものの、日本リージャス買収等ののれん費償却などにより、当期純利益は減益となった。

 次期(21年2月期)の業績予想については、新型コロナウイルス感染拡大の影響が不透明なため未定とした。また、同様の理由から、中期経営計画を取り下げた。策定時に盛り込んだ海外展開の加速についても当面凍結する。


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