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利益率低下で増収減益/東建20年12月期1Q

 東京建物(株)は8日、2020年12月期第1四半期決算(連結)を発表した。

 当期(20年1月1日~3月31日)は、営業収益970億100万円(前年同期比14.3%増)、営業利益134億5,300万円(同9.7%減)、経常利益123億6,500万円(同6.4%減)、当期純利益80億800万円(同18.8%減)。ビル事業およびアセットサービス事業における投資家物件売却や住宅事業における売上計上戸数が増加した一方で、物件売却の利益率が前年同期比で低下したため、増収減益となった。

 セグメント別では、ビル事業は、ビル賃貸が堅調に推移したほか、投資家向け物件売却により不動産売上が増加。営業収益316億5,700万円(同7.1%増)、営業利益92億6,700万円(同2.5%減)となった。
 住宅事業では、「Brillia 弦巻」や「Brillia 浦和仲町」など646戸(同196戸増)を売上に計上。営業収益は438億4,300万円(同23.5%増)、営業利益47億5,600万円(同1.4%減)。
 アセットサービス事業は、アセットソリューションにおける投資家向け物件売却による不動産売上が増加した一方で、仲介における取扱高が減少したこと、ならびに駐車場運営における稼働率が低下したこと等により、営業収益148億9,600万円(同7.7%増)、営業収益15億4,700万円(同37.9%減)に。

 通期は、営業収益3,500億円、営業利益530億円、経常利益460億円、当期純利益310億円を見込む。


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