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グローバルベイス、大阪ガスの傘下に

 リノベーション事業を手掛けるグローバルベイス(株)と大阪ガス(株)が11日に記者会見を開催。大阪ガスがグローバルベイスの株式90%を1日付で取得し、グローバルベイスがDaigasグループ企業となったことを発表した。

 グローバルベイスは2002年より既存マンションのリノベーション事業をスタートし、これまで首都圏で累計約3,800戸を販売。近年は他業種とのコラボレーションによる付加サービスの提供などにも力を入れている。
 大阪ガスは、ガス・電気といったエネルギー供給に加え、ガス機器やリフォームサービスも展開。2020年3月末時点でのリフォーム実績は累計35万件超。

 大阪ガスでは長期経営ビジョン「Going Forward Beyond Borders 2030」で広域に事業展開を進めていくことを掲げていること、同社では買取再販事業やスケルトン化してのリノベーションの実績がなかったことなどから、グローバルベイスとの提携を模索。グローバルベイスは、Daigasグループ傘下会社となることで、大阪ガスの持つ経営資源、事業ノウハウを活用し、物件調達力の向上を進められると判断、今回の資本提携に至った。今後はIoTを活用した最新ガス機器の提案などを含むリノベーション力の強化を進めていく考え。

 グローバルベイス代表取締役社長の茂木 敬一郎氏は、「企業としてのさらなる成長に向けて、Daigasグループ入りを決断した。19年度には過去最高である売上高156億円を計上したが、24年度には売上高230億円を目指していく」と述べた。


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