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マンションでローカル5Gの実証実験

 高速データ通信システムの運営等を手掛ける(株)つなぐねっとコミュニケーションズとその株主であるアルテリア・ネットワークス(株)、三菱地所(株)、東京建物(株)は22日、ローカル5Gを活用した集合住宅向け次世代無線インターネットサービスの商用化に向けた実証実験を共同で実施すると発表した。

 ローカル5Gは、モバイル通信事業者による全国向け5Gサービスとは別に、地域の企業や産業分野が個別のニーズに応じ、5Gシステムを構築できるもの。2019年末、総務省が全候補帯域のうち28GHz帯の一部周波について、先行して制度化。20年末には、より広いエリアがカバーできるSub6GHz帯のローカル5Gも制度化される予定。

 同実験は、Sub6GHz帯を活用。ローカル5Gの知見やノウハウを蓄積すべく、三菱地所グループ、東京建物グループの賃貸マンションにおいて実証を行なう。

 ローカル5Gは、新たな通信配線の敷設等は不要であるため、既存マンションへの活用も可能となる。

 つなぐねっとコミュニケーションズおよびアルテリアグループは、制度化に合わせて三菱地所グループ、東京建物グループ等の分譲・賃貸マンション向けに次世代無線インターネットサービスの商用化を推進する計画。また、4社は共同でローカル5Gを活用した居住者の暮らしの利便性、安全性の向上や、物件の資産価値向上に資する取り組みも検討していく。


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