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リフォーム市場、コロナ禍でも底堅い需要

 (株)矢野経済研究所は25日、2020年第1四半期(1~3月)および19年度の住宅リフォーム市場規模(速報値)を発表した。

 20年第1四半期のリフォーム市場規模は1兆3,329億円(前年同期比4.8%増)と推計。消費税増税後の反動減、新型コロナウイルス感染症の影響による一部の住宅設備機器の納品遅れの発生、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴う需要の低迷、といったマイナス要因があったが、底堅い需要が見てとれた。

 19年度の市場規模は、6兆5,565億円(速報値)、前年度比4.3%増と推計。上期(4~9月)は、夏場に消費税増税前の駆け込み需要があり前年度同期比9.4%増となったが、下期(10~20年3月)は同0.7%減と反動減は軽微にとどまった。

 また20年度は、4月から緊急事態宣言が発出され、対面での営業活動ができないなどの制限があるなか、不要不急の外出だけではなく、一般消費者が消費活動を控える傾向にあることから、大幅な市場規模の縮小という局面になる可能性が高いとみており、市場規模はリーマンショック時と同等もしくはそれ以上の影響を想定し、5兆5,000億~6兆円と予測する。


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