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既存マンション管理費は1平方メートル189円

 (公財)東日本不動産流通機構は26日、2019年度の「首都圏中古マンションの管理費・修繕積立金」に関する調査結果を公表した。

 同年度に東日本レインズを通じて成約した首都圏中古(既存)マンションの月額管理費は、1平方メートル当たり189円(前回調査=18年度比1円増)、1戸当たり1万2,211円(同73円増)。月額修繕積立金は1平方メートル当たり166円(同5円増)、1戸当たり1万683円(同291円増)。合計で1平方メートル当たり355円(同6円増)、1戸当たり2万2,894円(同365円増)となった。1戸当たりの月額管理費は経年化するにつれて下落傾向。1平方メートル当たりの修繕積立金は経年化するにつれて上昇傾向にあり、規模が大きくなるにつれて下落傾向にある。

 都県別の管理費は、東京都は1平方メートル当たり217円(同1円増)・1戸当たり1万3,159円(同104円増)、神奈川県は同173円(同2円減)・同1万1,601円(同112円減)、埼玉県は同156円(同2円増)・同1万611円(同115円増)、千葉県は同148円(同2円増)・同1万750円(同15円増)。
 修繕積立金は、東京都が同171円(同4円増)・同1万374円(同316円増)、神奈川県が同167円(同5円増)・同1万1,161円(同307円増)、埼玉県が同154円(同5円増)・同1万530円(同370円増)、千葉県が同155円(同4円増)・同1万1,234円(同161円増)となった。

 1平方メートル当たりの年間管理費は、成約1平方メートル単価の0.42%(同0.01ポイント減)、年間修繕積立金は0.37%(同変動なし)で、合計は0.79%(同0.02ポイント減)。1970年代と、バブル期の80年代後半から90年代前半に建築された物件は、管理費と修繕積立金(年間)の対成約単価比率が高い傾向であるとした。


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