積水ハウス（株）は8日、2020年度中に、ブロックチェーンを活用し、賃貸入居時に発生する一連の手続きをワンストップ化するサービスを開発。同社の賃貸住宅「シャーメゾン」入居希望者に提供開始すると発表した。
賃貸住宅の内覧申し込み、賃貸借契約、インフラの契約などの煩雑な手続きを改善する取り組み。これまではそれぞれの手続きにおいて、本人確認が必要であること、住所や電場番号の入力が必要なことが入居者の負担となっていた。そこで、顧客の意思に基づいて情報連携した登録済みの本人情報を、セキュリティ性の高いブロックチェーンで情報連携することで、入力作業等を簡略化する。
また、内覧物件には本人情報に基づきスマートフォンで開錠・施錠できるスマートロックを設置。不動産仲介会社が立ち会わなくても物件内覧できる環境を整える。
ブロックチェーン技術は、同社も参画し20年4月に立ち上げた（一社）企業間情報連携推進コンソーシアムの「NEXCHAIN（ネクスチェーン）」を活用する。