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都心5区オフィスビル空室率、3ヵ月連続で上昇

 三鬼商事(株)は11日、5月の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。

 東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は1.64%(前月比0.08ポイント上昇)となった。新築ビル3棟が満室で竣工したほか、既存ビルでも一部の大型空室に成約が見られた。その一方で、縮小などに伴う解約の動きが出ていたため、東京ビジネス地区全体の空室面積はこの1ヵ月間で約6,900坪増加した。

 新築ビルの空室率は1.85%(同1.46ポイント下落)。既存ビルは1.63%(同0.13ポイント上昇)。1坪当たりの平均賃料は、2万2,836円(同16円増)と、77ヵ月連続の上昇となった。

 大阪ビジネス地区の平均空室率は2.18%(同0.18ポイント上昇)。オフィス縮小等に伴う解約の動きが出ていたことや、成約の動きが少なかったこともあり、大阪ビジネス地区全体の空室面積はこの1ヵ月間で約3,900坪増加した。

 新築ビルの空室率は34.81%(同9.17ポイント上昇)、既存ビルは2.09%(同0.15ポイント上昇)。1坪当たりの平均賃料は1万1,957円(同10円増)。


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