不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

東京Aグレードビル空室率、12ヵ月連続で1%を下回る

 JLLは11日、2020年5月末時点での、東京Aグレードオフィス空室率・賃料を発表した。

 対象となるのは、東京都心(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)に立地する、1990年以降に竣工したオフィスビル。延床面積3万平方メートル以上、基準階床面積1,000平方メートル以上、地上20階建て以上。

 空室率は0.6%(前月比0.1ポイント低下)、前年比では0.4ポイントの低下となった。空室率が1.0%を下回る水準を示すのは、12ヵ月連続。大手町・丸の内を含むサブマーケットで低下が見られた。

 1坪当たりの月額賃料は、4万126円(同0.4%下落)、前年比では2.4%の上昇となった。潜在空室等を勘案して稼働率の維持向上を優先するオーナーによる賃料引き下げが増加している状況が反映された。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら