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東建、アフターコロナ見据えたスタートアップ支援

スタートアップ向けオフィス「xBridge-Tokyo Next」外観

 東京建物(株)は15日、八重洲・日本橋・京橋エリアにおけるスタートアップ支援事業の成長を踏まえ、新たなステージへと移行させると発表した。

 同社は2018年4月より、スタートアップスタジオ「xBridge-Tokyo(クロスブリッジトウキョウ)」の運営をはじめとしたスタートアップ事業を展開。スタートアップ9社・ベンチャーキャピタル3社の入居者からスタートし、20年3月時点では累計30社(うちスタートアップ23社)が入居する施設となった。約2年間の入居スタートアップの累計資金調達額は19億円超、各社短期間での急成長を実現している。

 これを踏まえ、「xBridge-Tokyo」を、東京駅前に所在する「TGビルディング」(東京都中央区)に移転。新たに入居者を募集する。席数は約40席(固定席)、1席当たりの利用料は2万円(税別)。移転に伴い、XTechグループおよびメンターによる成長支援体制を強化。新たにベンチャーキャピタル3社をメンターとして迎え、各入居企業の事業内容・ステージに適した支援を行なう。
 withコロナ・afterコロナを見据え、リモートワークに対応した郵便転送サービスも開始する。

 また、同エリアの他拠点には、スタートアップ向けオフィス「xBridge-Tokyo Next(クロスブリッジトウキョウネクスト)」(東京都中央区、計4室)の第1弾を4月に開設、運営を開始した。スタートアップがオフィスを移転する際にかかる各種負担を軽減するため、「内装・什器付き」「資金1ヵ月」「水光熱費込み」としている。
 今後は、八丁堀・茅場町等の周辺エリアも加えた範囲において、10~30名程度のスタートアップを対象とした事業を展開していく予定。


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